大腸内視鏡検査の流れ
①大腸内視鏡検査は事前に一度診察にお越しいただいています。
お薬手帳などをお持ちいただき、診察をおこなって安全に検査が可能かどうか判断させていただきます。場合により、腹部レントゲン検査などを行うこともあります。
②検査前日は、消化の良い食事を摂っていただくようお願いしています。
事前診察の際に、下剤の飲み方のご説明、お渡しとともに、前日の食事についてもご説明しております。パンフレットなどを参考に、腸内に残りにくい消化の良い食事をお摂りください。
③検査前日に下剤の処方がある方は指示に従い内服をしていただきます。
前日の夕食後から開始していただく下剤、あるいは就寝前に内服していただく下剤など、お一人お一人に合わせて検査用の下剤を処方しております。
④検査当日も、事前診察でお伝えした通りに下剤の内服をお願いいたします。
検査当日朝はお食事を摂らず下剤の内服をしていただきますが、普段飲んでおられるお薬のうち、当日も飲んでくださいとお話ししたものについては内服してご来院ください。ご自宅での内服や、下剤内服後のクリニックへの通院が心配な方は、院内で下剤を飲んでいただくことも可能です。
なお、強い腹痛や血便、排便状態に不安のある方は検査時間まで待たずにクリニックまでご連絡ください。
⑤検査予約時間の30分前にご来院ください。
受付で検査の同意書の確認、問診票の記載をお願いしています。
⑥お着替え
検査衣に着替えていただくため専用の更衣室にご案内します。男女別の更衣室にロッカーを準備しておりますので、貴重品やお洋服を入れて施錠してください。院内のトイレも3ヶ所ございます。男女別トイレ、ユニバーサルトイレをご利用いただけますので、お着替えの前後などにお使いください。
検査用の青いハーフパンツは、穴の開いた方が後ろになるように履いてください。金属製のものは外して内視鏡室にお入りいただきます。
⑦点滴ルート確保、問診の確認をさせていただきます。
リカバリーフロアに移動していただき、点滴ルートの確保、問診票の確認をさせていただきます。検査について何かご希望があればお申し出ください。
⑧内視鏡室にて検査施行
リクライニングチェアのまま検査室に移動していただきます。チェアはそのままベッドになりますので、横になっていただき、その後に鎮静剤の投与を行い、うとうとした状態で楽に検査が受けられるよう配慮しております。検査中に体の向きを変える場合は、スタッフがお手伝いさせていただきます。ポリープが見つかった場合はできる限り検査中に切除いたします。止血処置も行い細心の注意を払っておりますが、万一ご帰宅後に出血が見られる場合はクリニックまでご連絡ください。
⑨リカバリーフロアで休憩
検査が終了しましたら、ベッドのままリカバリーフロアに移動いたします。覚醒状態によっては座った姿勢も可能です。覚醒しふらつきなく歩ける状態になるまで30分〜1時間ほどお休みいただき、その後お着替えをしていただきます。
⑩検査結果の説明
診察室で内視鏡写真をお見せしながら、当日の検査結果をお伝えいたします。ポリープなど病変の有無、病変を切除したかどうか、今後の予定などをお話しさせていただきます。病変を切除した方は、約2週間後に病理結果のご説明を行いますので、再度受診をお願いしております。
⑪お会計
説明が終わりましたら、受付でお会計をいたします。
次回予約はご都合をお聞きし予約票をお渡しいたします。
鎮静剤の効果はまだ完全に消えているわけではありません。足元に十分お気をつけてお帰りください。