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日帰り大腸ポリープ切除について

当院では、大腸内視鏡検査の際にポリープが見つかった場合、可能な限り検査中に切除を行います。

生検と呼ばれる処置は、内視鏡から細い鉗子を出してポリープ摘まみ取る方法です。出血のリスクはほとんどありません。

コールドスネアポリペクトミー(CSP)と呼ばれる処置は、スネアという輪状のワイヤーを用いてポリープを切除する方法です。傷は浅いですが、傷口が少し大きい場合は止血処置を行うこともあります。

内視鏡的大腸粘膜切除術(EMR)と呼ばれる処置は、上記スネアを用いて、通電してポリープを切除する方法です。1〜2cmのやや大きめのポリープに対して行います。ポリープ直下の粘膜に生理食塩水を注入し、少し病変を持ち上げてからスネアをかけ、根元を絞ってから通電します。切除後はクリップで傷口を縫縮し、止血処置を行います。クリップは1週間ほどで自然に外れて便と一緒に排出されます。

上記のうち、CSPとEMRは内視鏡切除術という手術になります。医療保険などの給付の対象となることがありますので、診断書が必要な方はお申し出ください。

術後、当日は自宅安静をお願いしております。

翌日からはほぼ通常の生活に戻っていただけますが、数日間は刺激物や脂肪分の多い食事を避け、消化の良いものをお摂りください。またアルコールの摂取は1週間はお避けください。お腹に力を入れるような運動や重い荷物の持ち運びも1週間ほど控えていただきます。

切除術、止血には細心の注意を払っておりますが、万が一術後に血便が見られた場合は当クリニックまでご連絡ください。詳しくは当日もご説明いたします。

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