生活習慣病について
脂質異常症について
「健診で指摘された脂質異常症とはどういうものでしょうか?」
コレステロールは、LDLコレステロール(悪玉コレステロール)、HDLコレステロール(善玉コレステロール)に分けて測定しています。LDLコレステロールまたは中性脂肪が高値の場合を脂質異常症と言います。いずれも高値のままだと動脈硬化が進み、心筋梗塞や脳梗塞のリスクが増えます。
LDLコレステロール、中性脂肪を低く抑え、HDLコレステロールを高くすることが動脈硬化の予防に必要です。
患者さんのライフスタイルに合わせて、食生活や運動習慣を変える必要があるかもしれません。それでも数値が下がらなければお薬を内服する必要があります。当院にお越しいただければアドバイスをさせていただきます。
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「糖尿病は治りますか?」
普段の食生活の改善や運動療法または治療によって、血糖値を健常なかたと変わらない数値まで下げることは可能です。しかし、一度糖尿病になった方は、状況が変わると再び血糖値が悪化することがあります。ですから、たとえ血糖値が下がっても「治った」とは表現せず、「コントロールの良い状態である」と表現します。血糖コントロールを良好に保つことで健康なかたと変わらない生活を送ることが可能です。
「糖尿病検査の項目にあるHbA1cとは何ですか?」
HbA1cは、ヘモグロビン エー ワン シーと読みます。
過去1〜2ヶ月の血糖の良し悪しを示す指標です。糖尿病のコントロール状態をみるために最もよく使われています。合併症を防ぐためには、HbA1cを7.0未満にすることが勧められています。過去1〜2ヶ月の平均的な血糖値を反映しますので、採血前に食事を抜いても急には下がりませんし、食後であっても急に上がることはありません。
高血圧について
「健診で高血圧を指摘されました。自覚症状がないのですがどうしたらいいでしょうか?」
血圧の数値の程度によりますが、高血圧を指摘されたからといってすぐ血圧を下げるお薬を開始する必要は必ずしもありません。一方、高血圧を指摘されているのに自覚症状がないまま放置すると動脈硬化が進行してしまいます。高血圧に対するお薬が必要かどうかも個々の患者さんの状況によって異なります。お体全体の状態や年齢に適した食生活・生活習慣の改善や治療法をお勧めします。
その他の内科疾患について
貧血、めまい、痛風、口渇感など