腹部超音波検査
腹部超音波検査について
どんな検査?
ベッドに仰向けに寝ていただき、おなかにエコーゼリーを塗って検査します。画像を見やすくするためお部屋は薄明かりにさせていただきます。観察しやすくするため、両腕は頭の方にあげていただき、息を吸ったり吐いたり、息止めのお声がけをしながら検査を進めていきます。できる範囲で結構ですので合わせてみてください。
何がわかる検査?
主に肝臓・胆嚢・膵臓・腎臓・脾臓などの実質臓器を観察します。また、場合によっては腹水の有無、腹腔内リンパ節の腫れの有無、大動脈の石灰化や動脈瘤の有無、また膀胱や婦人科臓器なども対象になります。
疾患としては、脂肪肝や肝・膵・腎の嚢胞、胆石や腎結石、胆嚢ポリープ、良悪性腫瘍などがわかります。
検査時に注意することは?
- お腹に直接ゼリーを塗って検査しますので、脱ぎ着のしやすい服装でいらしてください。ワンピースなど、つなぎの服は避けてください。
- 膀胱の観察をする場合は少しトイレに行きたい感じがするくらいがちょうど観察しやすくなります。
- 食事について
検査が午前の場合・・・前日夜9時までに食事をお済ませください。
当日の朝食は摂らずにいらしてください。
糖尿病のお薬以外は飲んでいただいて結構です。
検査が午後の場合・・・当日の朝食は早めに軽く済ませてください。
当日の昼食は摂らずにいらしてください。
昼に糖尿病の内服がある方は飲まないでください。
※お水、お茶は飲んでいただいて構いません。
ジュース、牛乳、コーヒー等嗜好飲料は飲まないでください。
検査時間は?
10〜15分程度ですが、病気の種類や状態により異なります。
※胃カメラもしくは大腸カメラと同日に受けられる場合
内視鏡検査の前に腹部超音波検査を行います。
胃カメラと同日の場合は、診察室1で超音波検査を受けていただいてから、リカバリースペースにご案内いたします。
大腸カメラと同日の場合は、下剤は当日飲むタイプで、超音波検査後に内服開始します。診察室1で超音波検査を受けていただいてから、別のブースに移って下剤を内服していただきます。トイレのご案内などもさせていただきます。
腹部超音波検査の流れ
- 検査の予約
診察を受けられ、後日腹部超音波検査を予約される方は、前日・当日の注意点につきましてご説明の上、ご都合の良い日程を決めさせていただきます。
検査当日は基本的には絶食で来院いただきます。
診察当日に検査を行うことになった方は、診察室1で施行します。 - 当日の受付
予約検査で来院された方は、受付を済ませられたら診察室1からお呼びいたしますのでしばらくお待ちください。
当日検査の方はお部屋の準備が出来次第検査施行いたします。 - 検査
靴を脱いでベッドに仰向けに寝ていただきます。お腹全体が見えるように服をあげていただきます。ベルトは緩めていただき、下腹部も見えるようにしてください。服にゼリーがつかないようタオルを巻かせていただきます。
エコーの画像は白黒で色の濃さなども診断に必要の情報になります。お部屋は照明を落とし、薄暗い状態にさせていただきます。
検査中に左横向きになったり上体を起こしていただくことがあります。 - 結果説明
一通り観察が終わりましたらゼリーをタオルで拭き取り終了です。
ゼリーは水のようなもので、乾くとさらりとした状態になります。
結果は主治医より画像をお見せしながら説明させていただきます。
この後の検査がある方は引き続きご案内いたします。 - お会計
他に検査などがない方は、説明が終わりましたらお会計をさせていただきます。